□原作沿い夢 double style(ハンター試験〜天空闘技場編)
□燃と念
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天空闘技場を上り始めて、1週間がすぎた。
「うわ、ファイトマネーが見たことも無い数字になってる…」
「つい1週間前までは無一文だったのになー」
ゴンたちは1週間で、150階までやってきていた。
「ゼロってどこに居るんだろね?」
「180階で待ってるみたいだぜ。勝っても190階には現れないらしーよ」
「へぇー。お金たまりそー。…ズシもさっきテレビに映ってたね」
「見た見た。あいつまだ50階に居たな」
1週間前に知り合った少年、ズシ。
キルアは、50階でズシと戦ったときのことを思い出した。
何度殴っても、倒せなかった。
それに―――――
「キルアがすごく嫌な感じがしたって言う…"レン"って一体なんだろうね?」
"レン"
ズシとの対戦のあと、ウイングが言っていた言葉。
―――言ったはずだよズシ。『レンはまだ使うな』と―――
ズシが構えたとたん、兄であるイルミと同じ"イヤな感じ"がした。アレは一体なんなのか。
"レン"
いくら考えても、疑問の答えは出ない。
「多分…もっと上の階に行けば同じような奴が居るかもしれないから……」
「それよか、ズシかゼロに聞くほうが早いんじゃない?ゼロもズシと同じ流派なんでしょ?」
そういえばそんなこと言っていたような。
「よっしゃ、ゼロを探せ!」
「うん!!」
180階で二時間近く探してみたものの、ゼロが見つからなかったので結局ズシに聞くことにした。
50階まで降りてズシを探していたら、比較的すぐに見つかった。
「"レン"はヨンタイギョウの一つっす。ヨンタイギョウとはシンを高めシンを鍛える全ての格闘技に通じる基本っす」
「「は!?」」
ズシの言ってることが全くわからない。キルアとゴンは思った。
(ゼロに聞けばよかった!)
「テンを知り、ゼツを覚え、レンを経て、ハツに至る。要するにこれ全てネンの修行っす!!…以上っす!!」
「わかんねーよ!!」
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