遥かの本棚2
□柔らかさ
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『わー!剣持ち出すな!あ、あぶねえ!って太ったんじゃなくて柔らかくなったってんだ!』
逃げながら望美の剣の合間をかい潜りながら言葉を話す将臣
『違いなんてないわよ!!』
将臣は望美の後ろを取り羽交い締めにし、尚且つ剣も奪いました
『離して!』
『聞けって、太ったんじゃなくて柔らかくなったってんだから…』
『違わないじゃない』
『違う』
望美を抱えた状態で将臣は座りました
『柔らかくなったってのは、筋肉がなくなって女らしい体になったってこと。剣を振り回さなくなったからだな』