キリ番本棚2
□君の為の告白
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どこか違うような気はする
「…ねえ、将臣くん」
「あ?」
「最近、私を避けてるでしょ」
「…そんなことねえと思うけどな」
じゃあ何故目を合わせないの?
「ある。そんなことある!絶対」
「…あー…避けてるってより近付かないようにしてるってくらいだけどな」
目を逸らしてまるでいいわけのように取って付けた言葉が聞きたいんじゃない
「なんで避けるの?」
しくしくと痛む胸に泣きそうになったけど
将臣くんを見据えた
「…ヤキモチ妬くだろが、俺が」
「それで?」