遥かの本棚3
□南の島の冬囲い
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「…将臣くん。…冬囲いって、何してるの?」
冬を目前にして真剣に望美は俺に聞いて来た
「…とりあえず服?」
「冬支度だよね?それ」
的確に突っ込む望美はどうも『冬囲い』が気になるらしい
冬…ってのは…まずったか?
「いや、雪降るわけでもねえし…」
「何で冬囲いなんだろ…」
「…あー…気にするなよ」
「気になるし…」
…お前な〜
「ったく…」
「だって…必要ないし…」
それだけの為にんなこと言ったのかよ!?
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