キリ番本棚2
□照れた二人の痛み分け
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本気でまずいと思う
将臣くんは敵に頭を殴られた
気を失って暫く経つのに一向に目を覚まさないし…
「どうしたら…」
「…ってえ…」
「!?将臣くん!良かった…目を覚まさなかったらどうしようかと…」
がしっ!
両手を掴まれて驚いた
けど…まさかもっと驚く事が起こるなんて…
「望美…」
「へ?」
「に、兄さん!?」
いきなり抱き着かれ固まった私に将臣くんはそっと私の頬に触れた
「…望美、愛してる…俺の全てを…」
「は!?将臣くん!?どうしたの!?」