短編小説
□最悪の日
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「お前に聞きたいことがある」
モニターを通して話しているのは『期待の星』と呼ばれているパイロットと、『宇宙1のアクター』と呼ばれている者だ。
彼から電話なんて珍しいと思いながら電話を受けた。
そのモニターには、怒りのカオルと笑顔だが本当に笑っていないルナ、さらに縄で縛られているチャコがいた。
ハワードは一瞬で状況を理解できた。
(まさか…バレたのか?)
「お前に聞きたいことがある」
「(…ここは平常心を保って)ど、どうしたんのらー?」
「お前がどうした?舌が回ってないぞ?」