短編小説
□特別な日
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特別な日。その言葉がピッタリだ。
この日…全ての運命の歯車が回り始めた。7人と1匹が『惑星サヴァイヴ』に行った。
この特別な日は忘れられない。どんなに時を経ても。
あの遭難事故を世間は気の毒だったねと言う。だが本人…子供達は誰1人としてそうは思っていなかった。あのことがあったから今の自分達がいる。この『絆』ができた。
その絆は何年経とうと、どれだけの期間会えなくても変わらない。そして10年経った今、仲間はこの日に集まることにした。
この特別な日に。