長編小説
□第11章〜@
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カオルは今1人宇宙船に乗り、ある一点を見ていた。それは宇宙ではなく…
「カオル、誕生日おめでとう!」
カオルの誕生日会の日にルナから手渡された物は、一枚の色紙だった。
「私達が一言ずつ書いたのよ?」
「そうそう。この色紙とペンは僕が用意したんだけどな?」
「何たってハワードの案だからね?」
シンゴの言葉にハワードは親指を立てた。
色紙を見ると真ん中にはカオルの似顔絵が描かれていた。
「それはルナが描いたのよ!ルナってなんでも出来ちゃうのね!」
シャアラの言葉にルナは恥ずかしそうに笑った。