長編小説
□第１１章〜外伝
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今日は学校帰りにルナの家に集まっていた。
「あれから一年か…」
「あっという間だったね？」
メノリとルナは感慨深いように呟く。去年のこの日…ルナ達は修学旅行へと旅立ったのだ。
「この日から始まったんだ」
「えぇ。そうね…」
ベルとシャアラは嬉しそうに振り返る。
「な？これは祝うべきだろう？」
何を隠そう、このパーティーはハワードが考えたのだ。カオルがいないのは残念だが、この特別であり…始まりでもある日を祝わずにはいられなかったのだ。
「この日がなかったらチャコとは会わなかったかもしれないしね？」
シンゴは笑いながらそう言うとハワードも続けた。