長編小説

□第10章
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3月に入り、カオルの旅立ちまで1ヶ月を切った。
シャアラの誕生日をみんなで祝った翌日、


「そういうことだから、カオルの旅立ち会をやるからな!」

いつものことながら、ハワードが急に言った。


「…何がそういうことなんだよ」

カオルを始め、何人かは呆れ、何人かは同意した。


「だって訓練学校に行っちゃえば簡単には会えないんだろ?」

「そうよ。それにカオルが夢に向かって1歩を踏み出すのよ?ここは盛大にやらなくちゃ!」

ルナの1言で全員が納得をした。そして日時と場所もあっさり決まった。
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