長編小説
□第2章
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食事を終えてからみんなで島を歩き回った。
スターホール…天使達の小屋…。
しかし懐かしいのはそれだけでは無かった。
「ひっ!」
何人かは息の飲み、何人かは他のメンバーを庇うように前に出る。
大トカゲと遭遇したのだ。
出るか?出るか?とチャコはハワードを見ている。
「パ…パ…」
お?お?お?出るか出るか〜?
「パグー!!」
アダムの声で全員後ろを見る。
パグーが鳴き声を上げたら大トカゲは逃げて行った。
「パグ〜…」
ハワードが脱力した声を出してその場に座り込んだ。チャコは「パグーかいな」と声を零した。