長編小説
□第7章
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「私は…ないかな?」
ハワードの言葉は無視された。
「でもシャアラの言う輪廻はそうかもって思うな」
「さすがルナ!」
シャアラは嬉しそうに言う。
「カオルは?」
ルナの言葉に全員カオルを見る。
「…あるんじゃないか?」
カオルはさらりと言ったが、全員驚いた。1番天国だの神様だのって、目に見えない物は信じなそうなのに。
「どうして?」
シンゴが納得出来ないように聞いた。
だがハワードは嬉しそうだ。なんだかんだ言って、天国があると言ったのはハワードとカオルだけだからだ。