長編小説
□第8章
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「俺のは外れだと思ってくれよ?」
ベルが苦笑しながら言った。
「大丈夫よ!何たってハワードがいるんですもの!」
「どういう意味だよ!シンゴやカオルの方が危ないだろ!」
「カオルのは絶対美味しいよ。それに僕だってハワードよりは美味しいはずさ!」
ハワードとシンゴの言い争いに、チャコまで乱入したのをメノリが止めに入った。その間にルナはカオルに聞いた。
「カオルは誰のが食べたい?」
「…ハワードのは遠慮したいな」
「ふふ。私はカオルのが食べたいな〜」
カオルとルナが話をしているとチャコが呼び掛けた。