長編小説

□第10章
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「日時はカオルの誕生日でいいとして、場所はどうするの?」

シンゴの言葉にハワードは当然のように言った。


「それはカオルん家だろ?」

「なんでそうなる…」

ハワードは、どうせ今までも家で誕生日会なんかしたことないんだろ?と言い、出発前に親孝行をしろと言ってきた。
それにはカオル以外が大賛成し、カヤの許可も得たので、場所はカオルの家に決まった。

カオルは用事があると先に帰ったので、ルナ達はカオルのプレゼントをどうするか考えていた。


「カオルの用事って何かしらね?」

カオルは度々用事でいない日があった。
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