創作
□HatRed
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皆が貴方を闇に例える。
残酷の象徴だと。
私は、そうは思わない。
嫉妬に溺れ、狂気に走った私を受け入れてくれたのは貴方だけだった。
私の存在を否定しなかった。
『名を失うことになるんだよ。それでも俺と一緒に行くの?』
『名前なんていいの。だって・・・』
私は自分の名前が大嫌いだ。
『そんなに【有】という名が嫌なのか?』
『嫌・・よ』
『じゃあ、キミは今日から無だ』
貴方は、光だったよ。
過去に立ち止まることは許されない。
そしてそれは不可能だ。
私たちが時間というものを渡り歩く生き物である以上。
怖くても、踏み出さなければ・・・。
そこに、何があろうとも。
20080215
百合。あはは・・・。
頑張れ自分。
過去編続きですがよろしく・・。