創作
□HatRed
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愛していました。
狂おしいほど愛していました。
心の涙は止まりません。
一刻、一刻と過ぎるこの一瞬に、悔しさを噛み締めるだけです。
愛したいのです。
貴方を思いっきり愛したくてたまらないのです。
血の鎖など外して。
ただ、私を求めて。
貪って食い散らしてください。
私は貴方のために生まれてきました。
これは古からの約束です。
・・・・・・どうか、
どうか・・・・。
過ぎ行くのは残酷な運命。
振り返るは痛めつけられた過去。
これから迎えるもの。
残酷な一瞬。
時計の針は止まってはくれない。
case4嘘つきは俺の始まり