ノマカプ小説
□世界
1ページ/1ページ
それがすべてだと、信じていた。
殺して、殺して、殺して。
それが世界なのだと、信じていた。
小さい頃から、
見ていたものはすべて闇だったから。
何もかもが闇で、
自分も闇で、
すべてが真っ黒だと思っていた。
光なんて、知らなかった。
だから、
光を知ったとき、
すごく恐かった。
自分が信じていたものが
全部崩れていった。
恐かった。
でも、
どこか心が休まった気もした。
もしかしたら、
光とも
接していけるかもしれない…。
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ