ノマカプ小説

□世界
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それがすべてだと、信じていた。

殺して、殺して、殺して。

それが世界なのだと、信じていた。



小さい頃から、

見ていたものはすべて闇だったから。




何もかもが闇で、
自分も闇で、

すべてが真っ黒だと思っていた。




光なんて、知らなかった。



だから、
光を知ったとき、

すごく恐かった。



自分が信じていたものが


全部崩れていった。



恐かった。




でも、
どこか心が休まった気もした。


もしかしたら、

光とも


接していけるかもしれない…。

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