ノマカプ小説
□My hearT
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殺意?
違う。
愛情?
違う。
どんなにキーボードを叩いても
どんなに実験動物を切り刻んても
どんなに気を紛らわそうとしても
どこかに引っ掛かる、疑問。
“自分ハ死武専ノ何ナノカ”
“生徒達ニトッテ自分ハドンナ存在ナノカ”
別に、そんなことどうでもいいのに。
自分は本当に教師なのだろうか。
マカもソウルもブラック☆スターも椿もキッドもリズもパティーも、
生徒全員が
俺を『博士』と呼ぶ。
まあ、俺みたいなのが先生なんて呼ばれていたら
反吐が出るくらい笑えるが。
結局ひとつも心の靄を払えないまま
朝がきた。