ノマカプ小説
□眠れぬのなら月の下
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今日も、
いつもみたいにキッドの身仕度にイライラして、
いつもみたいにワイワイ騒ぎながら死武専に行って、
いつもみたいに、課外授業にでた。
今日の標的の悪人は、カツアゲをしている最中だった。
その姿が、
昔の自分に重なって、
すごく
苦しくなった。
夜の死刑台屋敷は、静かすぎる……。
昼間の戦闘を思い出し、リズは眠れないでいた。
隣で爆睡するパティーを横目で見ながら、部屋を出た。
夜の死刑台屋敷はあまりに静かで、気を紛らわすこともできず。
気晴らしに、公園に向かった。