短編

□少年は神に祈らず
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神様、

俺は貴方に許されずとも良いのです








『少年は神に祈らず』










繰り返される夢。

兄と呼ばれる人を撃ったあの日の夢。



自分でやったくせに、

気持ち悪くて仕方ない。



自分が信じるものの為にやったのに、

どこかで正しいのかと疑っている。





俺の手は血に汚れ、

足元には無数の亡骸がある。







俺は自分の信じるままに行った。

でも、



でも、



どこかで不安だった。












この方法は正しいのか?







わからない。






でも、俺は進むしかない。












それだけなのだから。




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