短編
□少年は神に祈らず
1ページ/3ページ
神様、
俺は貴方に許されずとも良いのです
『少年は神に祈らず』
繰り返される夢。
兄と呼ばれる人を撃ったあの日の夢。
自分でやったくせに、
気持ち悪くて仕方ない。
自分が信じるものの為にやったのに、
どこかで正しいのかと疑っている。
俺の手は血に汚れ、
足元には無数の亡骸がある。
俺は自分の信じるままに行った。
でも、
でも、
どこかで不安だった。
この方法は正しいのか?
わからない。
でも、俺は進むしかない。
それだけなのだから。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ