短編
□学園生活〜ルル様と球技大会〜
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今日も学園は平和で…って!そんなわけない!!!
『学園生活〜ルル様の球技大会〜』
ここはアッシュフォード学園。
今日ものんびりとした雰囲気が学園を覆って…。
「スザクv」
「何?ルルーシュご機嫌だねv」
「………(怒怒怒)」
ないみたいだ…。
今日も今日とてラブラブー(?)なルルーシュとスザクのコンビに、周りのクラスメイトは嫉妬の混じった目で二人を見ていた。
いや、主に睨みつけているのはルルーシュだ。
一応説明をしておくと、枢木スザクは学園の天使。
そしてそれを独り占めにしているのは黒き魔神ルルーシュ様。
それが周りの人間にはとっても面白くない。
みんなの天使は魔神にがっつり独り占めされているのだから!
今日も今日とてクラスメイトたちは嫉妬の目線でルルーシュを睨みつける。
でもルルーシュはそんな目線などそっちのけ。
スザクとの会話を楽しんでいる。
今日もまた、クラスメイトたちは報われない。
クラスメイトたちは落胆し、肩を落とした。
でも。
「みんな元気ないね?こういうときは笑顔だよ?」
そういって落胆するクラスメイトたちにスザクがにっこり微笑みかけた。
その瞬間周りに、華が咲いた!
クラスメイトたちはその笑顔に癒され、うっとりした。
そう!この笑顔がクラスメイトたちに勇気と元気をくれる。
この笑顔さえあれば魔神にだって立ち向かえる!
なんて、思っていたら。
「ほう…命知らずがたくさんいるな」
そんな物騒な声が響いてきた。
クラスメイトたちが恐る恐る見てみると、そこには超笑顔のルルーシュ様。もとい魔神様。
笑ってるのにオーラが黒い。
クラスメイトたちは冷や汗を流す。
そして、
「俺が元気になる一発を喰らわせてやるから、ちょっと来い」
そう、魔神様が最終宣告をなされた。
右手には禍々しい(使用済みっぽい)バットが握られ、左手は前に突き出されている。
訳するなら『おまえら逃げたらもっと恐ろしいことになるぞ?わかってるだろうなvv』である。
それに対して、クラスメイトたちは泣く泣く従うしかない。
だって魔神様が怖いんだもん。
今日もクラスメイトたちは魔神様を前に泣くしかなかった。
でも、ついに救世主は現われたのだ!!
「ちょっと待ったーー!!!」
そう叫びながら部屋に入ってきたのはこの学園の生徒会長様ことミレイだった。