短編
□若者青春曲
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若者よ、青春を謳歌せよ!
『若者青春曲』
アッシュフォード学園。
そこは多くの若者たちがその青春時代を楽しく過ごす場所である。
もちろん、この方も。
「スザク…今日も可愛いな」
のっけからスザクを口説いているこのお方。
ルルーシュは、それはそれはもうご満悦にスザクを眺めていた。
ルルーシュにこれでもかと言わぬばかりに凝視されたスザクと言えば、顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
「もう、ルルーシュってば。またそんなこと言って」
そんなスザクを見て、ルルーシュはさらにご満悦に微笑む。
この場面を見ていた周りに人々は思う。
(甘い…。砂糖吐きそう)
と。
何ていうかもう、青春真っ盛りだ。
青春の中の主に『恋』の部分で突っ走っているルルーシュは、周りの人間に迷惑をかけつつも、甘さいっぱい青春を謳歌していた。
でも、青春というのは『青い春』と書くのである。
つまり、まだまだ色々成熟しきってない人間が、暴走するのが青春である。
それはルルーシュもまた然り。
青春真っ只中のルルーシュが暴走するのはこれからなわけである。