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□それはある穏やかな午後のこと。
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「・・・あいつと同じ目だから、見せたくなかったんだね。」

「・・・マーモン、俺のことも嫌いになった・・・?」

滅多にない不安そうなベルの声に、マーモンは首を横にふった。

「まさか。たまたま同じ色の目をしていたからって、ベルのことを嫌いになるはずないよ。それに、ベルの目はアイツとは全然違う。」

「・・・?なにが違うっての・・・?」

「僕を見るときの、優しさが。」

あの男は敵なのだから、自分を見る目が優しいものであるはずがないのだが。

「じゃあ、マーモンは俺のこと・・・好き?」

「僕を見る目が優しいベルは大好きだよ。」

「・・・そっか。」

手をどけると、またベルの顔は長い髪に隠された。しかし、口元はひどく嬉しそうに弧を描いている。

「俺もマーモンのこと大好き!」

「ありがと。」


穏やかな空気に包まれた部屋で、ベルとマーモンはニッと笑った。
それはとても天気がいい、ある日の午後のことだった。










END
(捏造激しくてすみません・・・)
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