COMBATANT―ピークンペッティング―
                    作者 螺羅 イラスト 銀華


―仲間の絆が・・
       一人の少女の命を救うー

T章 出会い

桜が舞う歩道、綺麗な風景、落ち着いた町。
私はここを戦場かしてしまう事にまだ気づいてなかった。
「新しい・・学校、平気かな・・」
私は桜を舞う中一人学校に登校する途中だった。
あわてながら一人の男の子がこっちに走って来る。
少女 党痲 舞 は彼には、気づいていない。
二人は、当たり前の用に激突した、
「痛っ・・」「すっすいませんっ。お怪我はありませんか?」
「悪いのこっち。そっちこそ平気か?って遅刻!!お前もいそがねぇと!」
「へっ?わっわぁぁ」
彼 樹 禅 は舞の手をとりしっかり握りしめ走った。
(暖かい・・人間の心もこんなに暖かいの?)
舞はそう思いつつ禅と一緒に必死に走った。
学校に着くと禅は息があれていた。
「まっ間に合った・・大丈夫ってあれ?」
「平気。お名前聞いてよろしいでしょうか?」
(うわ、あんなに走ったのに息きってねぇぞ。俺でも息苦しいのに)
「どうかしましたか・・?」
「あっいや、平気っ!俺?俺は、2年B組の樹 禅。よろしくなっお前転校生?」
「はい。今日転校して来た、党痲 舞です」
「そんじゃっクラス、一緒になるといいな。そんじゃ!」
禅は顔を赤くしたまま走っていってしまった。
「あっ・・お礼・・言えなかった」
その頃禅はゆっくり歩きながら教室に到着してた。
「おは〜禅!」「よっ!絢」「今日は遅刻しなかったみたいだな禅」
「うっせぇ、この真面目使徒がっ」「お〜い、禅ちゃん。誉め言葉になってんぞ〜」
この優しそうな目のやつが 津島 絢 んで、このうぜぇーやつが 黒鬼 使徒 。
まぁまぁ優しいんだけどな。
「はーい。皆さん席につきなさい。大事な報告があるわよ」
「南先生〜大事な報告って何すか?」
「あら、樹。今日は遅刻しなかったみたいね」
「うるせぇ、このクソばば!」
禅のでこに白いチョークが激突。
「うるさいのは、そっち。まぁ馬鹿はほっといて」「馬鹿とはなんだよっ!」
「転校生の紹介よ。ほらっこっちへ」「無視かっ!クソばば!」
「初めまして、党痲 舞と言います。よろしくお願いします」
「皆仲良くね。席は〜あっ樹の横があいてるからそこに」「はい。解りました」
舞は禅の横に向かいながら歩く。
「禅〜馬鹿なことすんなよぉぉ」「うっせぇよ。良かったな同じクラスで」
ピタッと禅の前で止まった舞。
「今朝はありがとうございます」「敬語は無し。普通でいいよ」
「っうん!」
(もし、この人が側に居るなら平気よね・・)
舞に隠された謎に深まって行く。

U章 戦いの始まり

私の心に問い掛けてくるのは誰?
―君は誰だ?―
(私は・・・私は・・)
―もう一度聞く。君は誰だ?―
(私は・・・・・・・・)
「んで、ここは図書室・・って党痲さん?」
「あっごめんなさい・・・」
「疲れたでしょ?ここらで休もう。俺ジュース買ってくるから」
絢はお金の音をたてながら走っていった。
(あれは誰の声だったの?)
舞は転校生だったので南先生が絢に学校案内を頼んだったのだ。
舞いは思いつめた顔をしてぼんやり空を眺めていた・・。
その時後ろからジュースが降ってきた。
「わぁっ!」「あっごめん。びっくりした?」
ジュースを買いに行った絢が帰って来たようだ。
「いっいえ、ありがとうございます 津島君」
「いいよっ呼び捨てで、俺は舞ちゃんって呼んでいいっすか?」
舞の顔がだんだん笑顔になっていった。
「どうかした?」
「いっいえ、こんなに楽しいのは初めてだったし舞ちゃんなんて
呼ばれたの初めてだったから」
「笑ったほうが、かわいいよ舞ちゃんは」
「本当?ありがとう絢君。でも、絢君もかっこいいよっ!」
舞は優しい微笑を出していたそのころ、禅は・・
「あんたねぇ、何教師にタメ口きいてんのよっ!」
「んな事言ったて、南センコが無視すっからだろ!」
「何口ごたえしてんだ!!この遅刻野朗が!」
南先生に怒られている真っ最中でした。
だいぶ時間がたち禅のお説教がやっと終わってくつろいで居たとき
「あぁやっと終わった・・・っておーい、党痲〜絢〜!」
「おっやっと、帰って来やがった。おせぇぞ禅!」「おかえりなさい。樹君」
途中で脱線していた学校案内をしていた絢達とあった禅
「おい党痲!俺の事呼び捨てでいいからな」
「解ったっ!私のことは舞でもなんでもいいよ」
「んじゃ、舞なっ!てかお前笑顔でより可愛くなったな〜」
「あぁもう、からかわないでよぉっ!!」
楽しそうに禅達がしている舞の顔色が悪くなっていってるようにみえる
―君は誰だ!何者だ!―
(・・まっまた声が聞こえる・・だっ誰なの・・!)
―答えろ!お前は誰だ―
「ぃっ嫌―――――!!」
舞の顔色がどんどん悪くなり、舞は立つ力もなくなり舞はその場にひざを着いた。
「まっ舞ちゃん?」「どっどうした舞?!顔色良くないぞ?」
心配した禅たちが舞の側による。
「ぁっぁっ頭が・・頭が割れる・・たっ助けて・・」
「舞ちゃんどうしたの?なんで頭が割れるの?舞ちゃん?!!」
―答える気がいっさいなさそうだな・・
この学園の中庭に来い!お前の秘密をださせてやる・・―
(・・ぁたまの・・ぃっ痛さがおさまった・・中庭?私の秘密?)
「っ絢君・・ここの学園に中庭ってある・・?」
「・・あるけど、どうかしたの?」
「そこに・・私を連れてって!」
舞の体がいきなり宙に上がった。
「きゃっ。ぜっ禅君?」
「そんな顔色じゃ早く走れないだろ、しかねぇから中庭まで俺が連れてってやる」
「禅君・・重くない?」
「お前そこでつっこむかぁぁ?!!!重い超重い!!」
「そこまで、言う普通!禅君は絶対彼女できない!!」
「うるせぇ、お前にそんなに言われる必要がねぇ!」
ぎゃぁぎゃぁ騒ぎながらも中庭に向かう舞達。
「禅!そこ右〜!」「解ってるっつーの!!」
中庭に着いたが・・
「着いたけど、舞ちゃん誰も居ないよ・・?」
「何で・・何で・・ここのはずなのに・・」
《お待ちしてましたよお嬢さん》
校舎の上にいる白いスーツを着ている男性が舞達に話し掛けてる。
「っ!!!!誰だてめぇ!!」「禅?!余計な口出ししないほうが!」
《あらま〜余計な奴を連れて来るなんて駄目だなぁお嬢さんも・・
僕の手袋を汚す事になるでしょう》
「どっどういう意味なの・・?」
《こういう事ですよお嬢さん》
舞を抱っこしている禅の後ろに男性が来て禅の首をしめる
「ぐっ!?てめぇ・・」「禅君!!!禅君!!」
ついつい手を離してしまった禅、落ちて行く舞を下をすりながらも助け出す絢。
「っ!絢・・まっ舞を頼む」「ゎっ解った・・舞ちゃん?!」
禅のほうに走っていく舞ちゃんを絢はとめた。
「離して!!私のせいで禅君がっ」
「ぉい。舞俺がっ・・こんなもんでやられると・・思ったか?
俺がお前をずっと笑えるところを造ってやる!!」
その時!禅の手が赤く光る何故か男性の目を見開いた
何と赤い光の中から日本刀のようなのが出てきた。
《まぁこれまた、びっくりするなぁまさかこんな男が『戦士』だなんてな》
「っ戦士だと・・?俺が・・」
《お嬢さん今日はこの男にめんじて下がってあげてやろう、
でも次はどうなるか解らないぞ》
男性は禅の腹を強く殴るとすぐに姿を消した
禅はその場に倒れた。
「禅?!しっかりするんだ!!おぃ!!」
舞は次々と自分を責めていった。
(私のせいで・・私のせいで・・)
舞はリボンを解いて禅の腹の上においた。
「舞・・・・ちゃん・・・?」
「RESTORATION―プレシタウェイセイ―」
禅の体が光につつまれあんなに苦しそうにしてた顔が少しづつましになっていった。
バタン・・・・―――
舞は禅の横に倒れた。
「舞ちゃん!?」
(私、何か役に・・・・・たてたかな・・?)
舞の力はいったい・・・

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