《銀狼の武勲詩》
□主人公たち
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《天空の青》
登場人物
《竜使い・ラズワルド》
十代半ばの娘さん。
首筋の半ば程の黒髪と、金の星を散らした瑠璃紺色の瞳を持つ。
人間嫌いで、少々気難しくは有るが、根は優しく真面目である。
《銀眼の黒竜・ヨルダーシュ》
皮肉屋な黒竜。
別に、竜と言っても洞窟に居を構えず、人の姿になってあちこち転々としている。
ラズワルドはその途中に拾った子供。
竜の癖に、やけにロマンチストだったり、自身の結婚もまだなのに、よりによって人間の子供を育ててみたりと、色んな意味で変わった竜。
《ユーリシア・ケルク・ラズリス》
(エウラ)
商業都市アルマ・シィルにて日々しのぎを削る商会の一つ、緑星会に所属する銀髪銀目の麗しき女商人。
元々は良い所のお嬢様だったらしいが、厳格な家風に嫌気が差し、立世出身して家を見返してやろうと奮闘中。
黙っていれば、まさに深窓の令嬢、と言ったなりだが…
ひとたび口を開けばマシンガントーク。お金にガメツい生粋の商人。
時代的にはリュカたちより、千年くらい昔の人物。