†Μοον Cροw月鴉†
□Moon Crow――力と悲しみと月と花
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Target1:Moon Crow
少年は、月に仕る
少女は、太陽に仕える
少年は、黒を従る
少女は、白を従える
少年は、夜を司る
少女は、朝を司る
少年は、悲を知る
少女は、愛を知る
少年は、死を共にする
少女は、生を共にする
成長して逝く少年は
禁忌の真実を知る
月が照らす荒野――Moon Crowは独り静かに飛んでいた。
Moon Crowは今日も働く。月下の元で・・・
右頬の三日月【月印】と、月光に照らされ赤く輝く瞳が光る。
月は月鴉に教える。
《月と太陽は反存在
決して会う事は赦されない
それが、最愛の人であろうとも》
と・・・
『見つけた・・・』
白レンガ作りの家々と白いピータイルの美しい町並み―ウィンディルス。そこの南、町外れの所にあるメティスの屋敷には【ウィンディーネ】と呼ばれる直径15cmくらいの蒼い宝石がある。Moon Crowはそれを狙っている。
メティスの屋敷な主には
〔メティタスのいたえのあるじへた。
きたようたごたごたくじメティタスのいたえのほたうぶつをもたらいにたいく。
けいたびたを、しったかたりしろ!byムターンタクロウ〕
終いには下手うまタッチで書かれた狸とは言い難い生物が描かれている予告状をだした。(言い難いが狸・・・らしい)
『(これで何度目だろう。ドロボウをやった日々・・・捕まったらそこで終わりだよな。・・・・・・。もう考えるのはよそう。働く事だけに集中しよう。)』
Moon Crow、それは夜に働く鴉の大ドロボウ。