†Μοον Cροw月鴉†

□Moon Crow――力と悲しみと月と花
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Target2:月鴉


『ちゃんと、あんなに親切に丁寧に書いた暗号分かったかな?』
いつも暗号を書いているのだが、兵士が弱すぎで余裕に宝が取れてしまう事に何故か不満を抱いている。

兵士「まだMoon Crowは来てないぞ!」
兵士「どこからか、すきを探しているかもしれないぞ」

メティスの家宝ともされる【ウィンディーネ】を死守する兵士等は、出入口、煙突口、窓などを二人くらいで見張り、宝石がある部屋の外は、二人、中に宝石を取り囲むように十数人と、さらに十数人の周りに二十数人を囲わし、いつきても準備万端だ。
兵士「もうすぐで10時になるぞ。」
兵士「1時間も立ちっぱなしはやっぱり辛いな。」
兵士「早くこいよな・・・来ないとか言うな・・・・―!?」
突然、無線通話機が鳴りだした。
司令官「Moon Crowと思われるモノが硝子を割って侵入した!速くてそこの兵は捕らえられなかった!気をつけろ!!」
何階の所なのか聞こうとしたが、切れた。きっと忙しいのだろう。
『邪魔だ。失せろ・・・!』
押し殺したかのような声が二人の兵に聞こえた。
『゛闇蛍″』
二人の兵の陰が、二人のしたに円状で陰が集まった。
兵士「こっ・・・・これは、なん・・・・―」
堕ちた。自分の陰の中に二人は消え去った。
゛闇蛍″は陰があるなら使える術だ。陰に呑まれると一生出る事の出来ない冥界へ来る。冥界は、歳をとらない。一生、<死>と云う苦痛を味わう。

Moon Crowは次々に゛闇蛍″を使い進んだ。
『ここか・・・・』
扉をぶち壊し、中へ入った。
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