小説

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中学を卒業してすぐ留学をしてからもう5年経とうとしている。最初の内はしばしば取っていた連絡もいつしか絶えるようになった。別にそれをどうこう思う事もなく、また自分から積極的に連絡を取り続ける訳でもなかった手塚は日々の忙しさも手伝い、日本とは年に一回実家に電話をする程度になってしまっていた。



だが、大石とだけは未だに手紙のやりとりをしている。



何となくそんな気はしていた。大石の真面目で他人想いの性格を思えば当然、彼から連絡は途絶えないだろうと思っていた。そして実際大石は月に1回必ず手紙を寄越してくれている。
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