小説「湊の生涯」H2編
□第20話
1ページ/6ページ
古賀を新たな仲間に迎えた5人。一行は、デス・バレーの先の町にいるという、ミサトを訪ねる事にした。そして、2つの精霊契約を残すだけだった。
第20話『ミサトの助け〜遂に突入なるか?キリ中』
ネミル島から船で移動中の一行は、対岸にあるパレス大陸の町『ケレス』に着いた。この町は、大陸で3番目に大きな町で、食材等が豊富にあるのだ。
比「野田は?」
佐「英ちゃんと買い物に行きましたよ」
しばらくして、2人が帰ってきたので、出発した。
比「"死の谷"…か」
野「嫌な予感がしないか?」
柳「するね」
6人は、デス・バレーに到着。そこは、人の気配すらしない場所だった。
古「きゃー」
古賀が、悲鳴をあげて泣き出した。
比「こ、これは…」
そこは、人の死体が沢山転がっている場所だった。
佐「ここを進むのか…」
珍しく、敵が出てこなかった。一行が谷の底へ行くと、
?「フハハハハ」
比「誰だ!?」
バ「私はバルバトス。ただお前達を殺したいだけだ」
佐「させるか!」
バ「但し、4人でだ」
6人は、話し合って…
比「いくぞ!」
比呂、野田、佐川、柳の4人が、バルバトスに挑んだ。
バ「バーンストライク!」
佐「どわっ」
柳「佐川!ヒー…うわぁ」
柳が止められたので、比呂がアップルグミを使った。この時、柳が何かを思い出した。
柳(はて、湊君に何か聞いた事があるような…)
それは、確信へと変わった。
比「よし、行くぜ!バーンスト…」
柳「あ!呪文を使っちゃ駄目!」
バ「死ね!屑が!呪文を使うな!断罪のエクセキューション!」
比「どわー」
比呂が倒されたが、柳が即座にライフボトルを使い、比呂復活。で、15分後、
バ「馬鹿な…私が負けるとは…」
地道に攻撃してたら倒せた。そして、バルバトスは自ら命を絶った。
佐「自分勝手な奴ですね」
6人は、デス・バレーの先にある町『ディムロス』へ。デス・バレーを抜けると、直ぐに『ディムロス』に着いた。一行は、町の中を歩いていた。
古「あ!ミサトさんだ!」
ミ「久しぶりじゃない、皆」
6人は、ミサトに事情を話した。
ミ「…そうだったのね。…じゃぁ、私も手伝うわ!」
古「有難う」
一行は、ディムロスを後にし、再び、あのデス・バレーへ。
比「今度は敵がいたな」
佐「かなり強かったっす」
7人はデス・バレーを越え、ケレスには行かず、この大陸最大の町『パレス』へ向かった。
野「遠すぎるぞー」
4日後、ようやく『パレス』に到着。
佐「でけー」
英「ここ、東京並だろ」