小説「湊の生涯」H2編

□第20話
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古賀を新たな仲間に迎えた5人。一行は、デス・バレーの先の町にいるという、ミサトを訪ねる事にした。そして、2つの精霊契約を残すだけだった。



第20話『ミサトの助け〜遂に突入なるか?キリ中』



ネミル島から船で移動中の一行は、対岸にあるパレス大陸の町『ケレス』に着いた。この町は、大陸で3番目に大きな町で、食材等が豊富にあるのだ。

比「野田は?」

佐「英ちゃんと買い物に行きましたよ」

しばらくして、2人が帰ってきたので、出発した。

比「"死の谷"…か」

野「嫌な予感がしないか?」

柳「するね」

6人は、デス・バレーに到着。そこは、人の気配すらしない場所だった。

古「きゃー」

古賀が、悲鳴をあげて泣き出した。

比「こ、これは…」

そこは、人の死体が沢山転がっている場所だった。

佐「ここを進むのか…」

珍しく、敵が出てこなかった。一行が谷の底へ行くと、

?「フハハハハ」

比「誰だ!?」

バ「私はバルバトス。ただお前達を殺したいだけだ」

佐「させるか!」

バ「但し、4人でだ」

6人は、話し合って…

比「いくぞ!」

比呂、野田、佐川、柳の4人が、バルバトスに挑んだ。

バ「バーンストライク!」

佐「どわっ」

柳「佐川!ヒー…うわぁ」

柳が止められたので、比呂がアップルグミを使った。この時、柳が何かを思い出した。

柳(はて、湊君に何か聞いた事があるような…)

それは、確信へと変わった。

比「よし、行くぜ!バーンスト…」

柳「あ!呪文を使っちゃ駄目!」

バ「死ね!屑が!呪文を使うな!断罪のエクセキューション!」

比「どわー」

比呂が倒されたが、柳が即座にライフボトルを使い、比呂復活。で、15分後、

バ「馬鹿な…私が負けるとは…」

地道に攻撃してたら倒せた。そして、バルバトスは自ら命を絶った。

佐「自分勝手な奴ですね」

6人は、デス・バレーの先にある町『ディムロス』へ。デス・バレーを抜けると、直ぐに『ディムロス』に着いた。一行は、町の中を歩いていた。

古「あ!ミサトさんだ!」

ミ「久しぶりじゃない、皆」

6人は、ミサトに事情を話した。

ミ「…そうだったのね。…じゃぁ、私も手伝うわ!」

古「有難う」

一行は、ディムロスを後にし、再び、あのデス・バレーへ。

比「今度は敵がいたな」

佐「かなり強かったっす」

7人はデス・バレーを越え、ケレスには行かず、この大陸最大の町『パレス』へ向かった。

野「遠すぎるぞー」



4日後、ようやく『パレス』に到着。

佐「でけー」

英「ここ、東京並だろ」
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