小説「湊の生涯」H2編
□第1話
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母「何燃やしてんだい?比呂」
比「俺の青春だよ」
母「母さんはベットの下にあるエロ
本を燃やしてほしいんだけどねぇ」
比「あれは俺の命だ」
第1話『千川高校に野球部がない?』
俺、国見比呂は双子の湊、親友の野田 敦、そして湊の親友の片山重之と藤原正憲と共に私立千川高校にへ入学した。
俺は1-A、野田は1-C、後の3人は1-Dというクラス分けだった。
湊「ええ!?野球部がない?」
片「そうらしいぞ湊。でもさぁ愛好会はあるらしいぞ」
湊「じゃあ愛好会に入らない?」
藤「いいねぇ、どうせ俺達は未熟だしな」
湊「じゃあ決定!」
3人は野球愛好会へ、そして比呂はサッカー部、野田は水泳部へ入部した。
そして数日がたった。野球愛好会では…
有「ええ!?相手チームの都合が悪くなった!?」
古「はい、そうなんです。」
広「あーあ、折角市営グラウンドが使えるってのに…」
湊達と一緒に入部したマネージャーの古賀春華がそう言った。
木「……」
この事を聞いていた1年の木根竜太郎は、これをサッカー部主将の赤木に伝え、
赤「よーし、ハエどもを追い出すぞ」
という事で、次の日曜日にサッカー部と"野球"の試合をする事になった野球愛好会。
日曜日
木「キャプテン、キャッチャー変えて下さい。これじゃ無理です」
赤「あのなぁ」
比「俺、やりましょうか?」
赤「よし、やれ国見」
サッカー部と野球愛好会の野球の試合が始まった。
試合は6回表終了で12-3、サッカー部が勝っている。しかし6回裏
木「オーノー」
木根がまじめに投げなくなり、サッカー部全員(比呂除く)も遊び始めた。そして、7番レフト藤原に3つ目のフォアボールを出した時…
バシッ
木「……」
そのボールは木根のグラブを貫く強さだった。比呂は静かに怒っていた。そして、サッカー部マネージャーの川村ひかりのところへ行き
比「川村さん、一般入部の国見比呂、只今をもってサッカー部を退部します」
川「じゃあここにサインを」
比呂はサッカー部を退部すると、次は野球愛好会のベンチへ行き、
比「入会届、必要ですか?」
根「いや、とりあえず名前だけ」
比「国見比呂」
野「と、野田 敦」
比「出来れば次の打席の代打として出してもらえると、嬉しいのですが」
有「よ…喜んで」
比呂は8番有川の代打へ。
古「頑張って、国見君!」
古賀が燃える。3回裏の頃から『通り掛かりの水泳部です』と言って愛好会ベンチにいた野田は5番キャッチャーに、比呂は8番ピッチャーに。