小説「湊の生涯」H2編

□第5話
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あの2人は何か怪しい。湊はとっくにマークしてるらしいが、一体あいつら何者なんだ?



第5話『怪しい2人』



6月のある日、

比「古賀!島と大竹は?」

古「親戚の結婚式だって」

比「でも2人は…」

古「あの2人も親戚同士なんだって」

比呂はあの2人に疑惑を感じ始めていた。ある人物は、4月の鎌を落とした時から気付き、紅白戦の大竹の行動で確信したらしい。その頃、2人はというと、

島「勝ちゃん、甲子園優勝おめでとうございます」

なんと、あの2人は広田と親戚だったのだ。次の日、比呂は登校中にあの2人を見かけた。その2人ともう1人…

比「広田?」

あの2人といたのは、広田だった。2人は広田と別れ、部活に行こうとした時に、比呂とばったり会ってしまった。

比「よぉ!」

島「あ、おはようございます」

比「広田と何してたんだ?」

島「サイン貰おうとしたんですけど、なかなかくれなくて…」

比「冷たいな、あいつ。まぁ、そういう事にしといてやるよ」

大「そういう事にしておく?」

比呂の言葉が気になった大竹は、そう言った。比呂は、

比「お前達の怪しい行動は、ある奴にとっくにバレてるぞ。だから、いい加減にしないと、説教を2時間以上も喰らうぞ」

大「……」

比「遅刻するなよー」

と言い、比呂は先に行った。2人は、バレていると聞いて、焦った。

島「誰なんだ?」

大「さぁ知らねえな。もしかして、佐川か?」

島「それは多分違うだろう」

2人は、とりあえず部活へ。しかし、2人に魔の手が忍び寄ってるとも知らずに…。一方、先に着いた比呂は、湊の言った通りだと確信した。その時、

片「おはよー」

比「おはよ、あれ?正は?」

片「少し遅れるって」

比「そうか…」

片「湊は?」

比「もう来るはずだが…」

と、比呂は言ったが、湊はまだ来ない…藤原も来ない…

富「10分休憩!」

休憩中、片山は比呂に湊は本当に来るのか問い直していると、

片「み、湊!?」

湊が来たが、フラフラ。しかもズタズタにされていた。

湊「背後から襲撃にあって…」

と言うと、湊が倒れた。

比「湊!?おい、湊」

古賀が治癒術を使おうとしたら、

?「この程度の奴が相手なら、地球もあっさり手に入る」

比「誰だ!お前が湊をこんな事にした奴か?」

ヘ「佐様、我が名はヘルナイト。ミトス様に仕える者」

片「ミトスだと?」

ミトスとは、湊達3人のライバルである。その下部のヘルナイトに襲われた2人を湊が庇ったのだ。
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