小説「湊の生涯」H2編

□第9話
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甲子園での練習の後から姿が見えない湊。甲子園浜に現れるという置き手紙の真の意味は一体…その予言通り、俺達はそこへ、定刻より少し遅目に向かった。



第9話『暴走する湊』



9人は、10分程で甲子園浜へ。着いた時には、湊が浜辺に立っていた。

比「湊、心配させんなよ」

湊「……」

古「湊君、宿舎に帰ろ!」

湊「……」

その時、

柳「離れて!」

ドカーン。エクスプロードが発動した。

片「まさか、湊の奴」

藤「あぁ、間違いない、俺達が8人掛かりで止めないとな」

ひ「どういう事?」

佐「湊さん、たまにこうして暴走するらしくて、俺達が湊さんを倒せば鎮まるらしいです」

比「そんな事より来るぞ!」

英雄以外の8人(比呂、古賀、野田、柳、ひかり、佐川、片山、藤原)で、暴走湊と戦う事に。ちなみに、この戦闘での8人のフォーメーションは、


前衛(打撃中心)

野田、佐川


中衛(打撃、呪文)

比呂、ひかり、片山(前衛兼任)


後衛(呪文中心)

藤原、古賀、柳


である。

片「湊に闇、光を使うなよ!回復してしまう」

柳「了解!」

そう、湊は、闇と光を無効化し、しかも光なら全ダメージを、闇ならダメージの半分を、自らの体力に加えてしまうのだ。

藤「氷を使え!」

逆に、氷が弱点の湊。ちなみに、藤原以外の7人も弱点を持っている。
柳「アイストーネード!」

佐「フリーズランサー!」

効果はいい。しかし、

湊「トリニティースパーク!」

佐「いて、ぐは…」

湊に打撃を加えている野田だが、全くひるまないので、困っていた。佐川は、体力が少ないので、弱点である光を喰らうとやばい。

野「いて…」

野田は出席簿でコンボを喰らった。

ひ「サンダーブレード!」

古「恐怖と共に消えよ!成せ!極限の嵐!フィアフルストーム」

藤「テンペスト!」

片「そう冥たる波濤よ、天下となりて、厄を飲み込め!タイダルウェーブ!」

これだけくらわしても、殆ど湊に効いていない。さらに、

湊「古より伝わりし浄化の炎、落ちよ!エンシェントノヴァ!」

柳「痛…うわぁ」

柳は火に弱い。

片「それにしても、湊強すぎ」

比「野田!あれを使え!」

野「おし!フィールドバリア!」

これで、防御力を上げた。そして比呂は、

比「無数の流星よ。かの地より来たれ!メテオスウォーム!」

湊「どわっ」

湊の体力を半分に減らす事に成功したが、しかし…

湊「愚かな者どもよ、淡い月の光の元に消えうせよ」

片「やばい秘奥義が!」

湊「ムーンライトエクセキューション!」

『うわー』
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