小説「湊の生涯」H2編
□第13話
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湊の友達がいる天文班。今月は、遠くへ合宿へ行くとか騒いでいたかな。どこへ行くのだろう…
第13話『天文班の合宿』
12月、終業式が終わり、皆グラウンドにいる時、
湊「比呂ー!」
比「なんだ?」
湊「明日から、俺と正と片山と服部の4人は、天文班の合宿に参加していないから」
比「はぁー!?なんだと?」
富「あぁ聞いてるぞ。校長も行かれるし、柳も行くらしいな。春華は行かないらしいがな。まぁ、行って来い」
服「はーい」
その時、
ひ「湊君、ごめん、遅くなっちゃった」
比「ひかり!?お前も行くのか?」
ひ「そうよ。弓道休みだし、湊君からも誘われてたし」
比「そうか」
古「皆、気を付けてね」
片「オース!」
4人とひかりは集合場所へ。そこには、天文班と柳親子がいた。
校「皆、揃ったかな?出発しよう」
新幹線でまず新大阪へ。
湊「ここから姫路まで、新幹線を乗り換えます」
で、姫路に着いた。
湊「じゃ、ここで新幹線を降りて、姫新線に乗って、佐用まで行きます」
物凄く時間が掛かりました。佐用に着いて、迎えのバスに乗って、目的地『西はりま天文台』に到着。しかし…
片「寒ー」
雪が積もっている。只今19時。そこに、
役員「東京都の私立、千川高校、天文班の皆様、よくぞお越し下さいました。」
校「校長の柳です。2泊3日ですが、よろしくお願いします」
役員「こちらこそ。では、荷物を置いて頂いてから、日本一の望遠鏡で、星を見て貰います」
今日、明日と泊まる部屋は大きかった。1年、2年の天文班に分かれ、女子部員とひかりが1つ、湊達4人と柳で1つ、校長は個室である。その後、天文台の本館へ行き、望遠鏡のある最上階へ。
役員「これが日本一の望遠鏡『なゆた』です」
『おおー!』
一同びっくり。
役員「今日は、この望遠鏡で土星を見て貰いたいと思います」
部員達は、土星を見ると…
片「おぉ!輪がくっきり見える!」
服「本当だ!」
白川「一般の人にも公開している望遠鏡の中では世界一だからね」
白山「あと、色々な取組もしてるし」
山「木星は見れますか?」
役員「見れますよ。少しお待ち下さい」
一行は、土星を見終えたので、そうした。すると…ゴゴゴゴ…
藤「うぉ!?」
今「天井が動いてる」
役員「今、木星の方向に向ける為に動かしてます」
校「素晴らしいですな」
少しすると止まり、木星が見える様になった。最初に見た湊が…