小説「湊の生涯」H2編
□第18話
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風が吹きすさぶこの島。その島の外れには、1人の男が倒れていた。
パラレル幻界編・START!
第18話『仲間を探して〜パレス大陸の王都へ〜』
※幻界世界図は、読者の想像にお任せします。
佐「……ってー」
飛ばされた勢いで頭を打ち、ようやく目覚めた佐川。
佐「…ここは?」
佐川が辺りを見回した。この島には、小さな港町が有るだけで、他は何もなかった。
佐「ここがフランシスカ島か」
そう、ここはフランシスカ島。町の名もフランシスカで、唯一モンスターがいない。
佐「行ってみるか」
佐川は町へ。そこで情報収集をしていると、親切な人が、文無しで道具すら持ってない佐川に船代を含め、色々面倒を見てくれたのだ。佐川はその人に感謝して、フランシスカ島をあとにした。
その日の夕方、次の島、ケンタロス島に着いた。だが、町は港からは少し離れていた。そこに、
佐「ん?モンスターか」
モンスターが出現した。しかし、幻界に飛ばされたので、佐川は弱くなっていた。
佐「くそっ、技が…魔神剣!」
魔神剣3発で倒せたが、TP(テクニカルポイント)を6も消費した。地上では、湊の力でTPは使い放題だったが、こちらは違う。
佐「成る程、それでTPにはオレンジグミで、HP(ヒットポイント)にはアップルグミってか」
フランシスカ島では、この2つしかなかった。ケンタロス島の町・ケンタロスには、夜に着いたが、超格安で泊まれた。次の日、宿主のご厚意で、道具をいくつか貰い、船代も出して貰えた。
佐「ありがとうございます」
佐川は、大きな大陸のパレス大陸に向かった。
次の日の翌朝、このパレス大陸の第2の街・エクスシストに着いた。ここで佐川は、地図を探していた。で、その店に行くと、店主が地図を譲ってくれた。
佐「ありがとうございます」
佐川は、道具まで貰った。で、情報収集をしていると、
街人『アカンリバーという所に、目の綺麗な少し小柄な男が飛ばされたらしいよ』
佐川は、国見さんではと思った。佐川は早速アカンリバーへ向かった。すると…
佐「またモンスターか」
パレス大陸には、街以外にはモンスターが出現するのだ。
佐「ストーンブラスト!」
ストーンブラストで倒した。
佐「余裕♪」
少し強くなり、新たな呪文を覚えた。何度かモンスターと戦って、HPもTPも減ってしまった。その状態でアカンリバーに着いた。佐川は、
佐「何か沢山モンスターがいそうだ。そうだ!あれを使おう!」
佐川はアップルグミを使った。HPが回復した。
佐「よし!待ってて下さい。国見さん」
佐川は川の辺を上がって行った。勿論、モンスターも多い…