小説「湊の生涯」おお振り編
□第35話
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GW最終日、俺達に待っている行事と出会いって何だ?
第35話『GW最終日』
阿「お!おはよ、2人共」
暇な時はグラ整をしている阿部。
志「今日は瞑想から始めるよ!って湊は?泉」
孝「昨日、吹奏楽部の人から連絡があって、最初は吹奏楽部に行くって言ってました。10時半頃には来ると思います。ところで"瞑想"とは?」
ここで志賀が瞑想について、説き始めた。その時、
志「篠岡、動くな!足元に蛇!」
千「きゃーーー」
篠岡の悲鳴に驚く一行。志賀は、篠岡のこの行動を例に、問答していた。
志「…だから、その為の瞑想ってわけ」
水「やっと繋がった」
西「前フリなげぇ」
で、この後、瞑想を5分やり、ストレッチをして、ロングティーをやった後、
百「今日は、県大の試合を見に行きます。泉君、湊君に連絡とっ…」
孝「湊は直接球場に行くと言ってます」
百「はや!」
この後、湊を除いた13人は、県大会の行われる球場へ向かっている。
水「西浦ー!ファィ!ファィ!ファイトー!」
三「に、西浦」(小声)
百「声が小さい!リズムが崩れるよー!」
三「に、西浦ー!ファィ!ファィ!ファイト-!」
『オー!』
で、目的の球場に着いた。花井は赤面で半泣き(笑)。阿部とかも赤面。三橋は着いた途端に崩れた。でも、田島は入口を探してるくらい余裕みたいだ。篠岡は、入場券を買いに行った。
百「さぁ入るよー」
花「で、今日はどこ対どこすか?」
百「今日は、浦和総合と武蔵野第一」
阿「!!どうしてこうつまらない…試合なんか」(小声)
阿部は、百枝に感づかれてしまうも、何とかごまかした。一行は中に入った。すると、観客が浦和総合の方に集中している事に気付いた。三塁側はガラガラ…
水「援団、浦総しかいないな」
百「さぁ皆、三塁側スタンドに行くわよ!」
湊以外全員は三塁側スタンドへ。で、百枝が篠岡にスコアを配るように言った。その時、
湊「ハァ、ハァ、遅れてすいません」
湊がようやく来た。服装は、制服らしき物。
百「全員揃ったところで、スコアを使ってする事を言うよ」
百枝が色々説明し始めた。なんか、ポイントとか言っているので、花井がそれについて聞いた。すると、それは『プロテイン争奪戦』だった。
百「11人だけど、プロテイン10個しかなくて…」
湊「僕はいいです。予想だけします」
百「上位3人は"おいしいプロテイン"。中4人は"普通のプロテイン"。下位3人は"まずいプロテイン"よ」
巣「ふげぇ…」