小説「湊の生涯」おお振り編

□第37話
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篠岡を除いた西浦野球部は、学校に戻ってきた。が、何かが起こりそうな予感がする…



第37話『悪の力に打ち勝て!』



西浦高校へ到着した一行。湊は用で遅れるらしい。部室に着いたら、浜田が来た。実は、浜田と三橋は幼なじみだったのだ。で、それに関連して、応援団を作ると言っているので、皆が戸惑ったが、孝介と田島が浜田を連れて、志賀の元へ。すると、明日の朝練に来る様にと言っていた。ついでに浜田は、孝介達と共に野球部へ。水谷と沖は、浜田の事を覚えていた。

水「あの時は助かったよ」

沖「そうそう。俺達だけじゃ、どうにもならなかったし…」

浜「いやぁ〜」

孝「浜田、何か嫌な予感がしないか?」

水「俺、分かる。何か邪悪な気が」

すると、竜巻と共にダオスが現れた。

ダ「久しいのぉ、湊。…て、いない。孝介か…」

孝「何をしに来た?」

ダ「左様、そんなもの、湊を殺しに来たのだ」

栄「!!何だって?」

ダ「今頃、湊は激しい頭痛に襲われているだろう」

浜「卑怯だぞ!」

ダ「なら、ここにいる全員で、私を倒してみよ」

孝「なら、少し時間をくれ!」

ダ「よかろう。7分以内だ!それなら待とう」

西浦の篠岡、湊以外の12人が作戦会議を始めた。

孝「今回は、沖、栄口、水谷は呪文中心。他の8人は主に打撃。浜田は両方で、俺は回復役に回る」

浜「そうしないと回復が追い付かない。湊がいないから、倒れたら終わりなんだ。集中してくれ!」

『おう!』

西浦12人vsダオスの戦いが始まった。

田「おらおらー!」

孝(田島!突っ込み過ぎ!ダオスコレダーが…あ!)

ダオスコレダーという4属性攻撃を受けた田島。

孝「あーもう。ファーストエイド!」

田島は大喜び。花井と巣山と百枝の3人は交互で攻撃。栄口と水谷と沖の3人も、懸命に呪文を唱えている。しかし、ダオスは隙ありゃ呪文で攻撃してくる。

浜「まだだ!」

そして、20分もの長期戦の末、誰も倒れずにダオスに勝利した。それは、途中で篠岡が戻って来たからだった。

浜「ざまぁみろ!ダオス」

ダ「私は負けた。しかし、もう少しで、もっと恐ろしい敵が来る。楽しみにしていろ!」

と言って、消え去った。13人は、恐ろしい敵とは何かと考えていた。すると、何故か阿部の携帯電話が鳴った。阿部が出ると…

阿「はい、阿部です。え?それは本当ですか?分かりました。何とかします」

と、電話を切った。阿部は青ざめた顔をしていた。

栄「どうした?阿部」
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