小説「湊の生涯」H2編

□第3話
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比「馬鹿野郎!何でで電話掛けて来なかったんだ?」

古「だって、楽しみだったもん」

比呂は少し黙った後、

比「帰るぞ」

古「え?」

比「割り勘でよければいつでも付き合ってやるから」

古「…分かった」

古賀は比呂におぶわれ、帰る事に。途中、ゲート付近にいた警備員に写真を撮って貰っていた。

古「初デート記念」

ちなみに木根も親戚の子と来ていたらしい。翌日、古賀は元気に学校に来ていた。



2学期には恐ろしい行事が1つ残っていた。それは、

野「期末考査だー」

今回もやばそうな野球部。ある日、

湊「昌良君ー」

湊は同じクラスで天文班の白山昌良に理科Bを教えて貰っていた。今回の理科Bは地学らしいのだ。そして、テスト終了。今回も最低と最高を比較してみた。各科目の結果は以下の通りになった。

現代文:古賀(84)/木根(42)
古典:柳(82)/野田(42)
数T:藤原(89)/野田(40)
数A:藤原(94)/野田(49)
理科A:藤原(82)/木根(40)
理科B:白山(100)/杉山(18)
英T:柳(80)/湊&杉山(38)
Grammar:古賀(76)/湊(17)
現代社会:柳(88)/湊(48)
保健:比呂&木根(98)/白山(48)
音楽:湊(100)/柳(40)
美術:柳(100)/比呂(40)
情報:藤原(100)/野田(40)
家庭:古賀(99)/服部&杉山(43)

そして、富士夫がまた下位3人にランニングの罰を出すと言った。なので、合計点は以下の通りになった。

比呂:782
野田:728
柳:911
古賀:1021
木根:833
杉山:673
湊:866
片山:908
藤原:1146
服部:821
白山:950

今回は比呂、野田、杉山になった。

『次こそは』

一方柳は、また藤原に負けたのを悔しがっていた。



12月のある日、比呂と古賀はランニングに行っている。

比「古賀」

古「何?」

比「寒いなぁ」

古「そうね」

と、会話をしながら走っている。すると、シャッ…

古「キャッ」

2人が何物かに連れ去られた。それに感づいた者が約1名、

湊「比呂と古賀さんが何物かにさらわれた…」

片山と藤原はすぐ反応した。3人は柳をサポート役として連れて行く事にした。今回さらわれたのは、異空間だと見抜いた湊は3人に自分の服を掴ませて、

湊「じゃ、行くよ」

藤「いつでもいいよ」

柳「え?」

4人はワープした。4人は異空間の中の要塞の入口の前に着いた。そこは『プリカ城』だ。

柳「ま、魔法って凄いね。湊君は使えるって聞いたけど、2人も使えるんだぁ」

藤「3人共、地水火風氷雷は使えるね、後回復とかも」
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