小説「湊の生涯」H2編

□第4話
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湊「気に入った」

佐「へ?」

湊の言葉に驚いた佐川。

比「気に入ったって、何をだ?」

湊「ふふふ。比呂!これから佐川も呪文仲間にする事にした」

『ええー!?』

佐「?呪文仲間って?」

湊「自分の事を知りたいのなら当然。それから今回の代償ね」

佐川はキョトンとした。湊は詳しく事を佐川に話した。

比「で、佐川の武器は?」

湊「剣」

佐「分かりました」

湊「野田も剣」

野「お、俺もかよ。わぁったよ」

これで、8人になった呪文仲間であった。次の日、1年は草刈りをしていた。比呂は佐川と話をしていた。どうやら比呂同様、栄京の広田に勝ちたいらしい。そいで、千川に入ったらしい。そう話していると、坂の上から鎌が落ちて来た。

?「すいませーん」

比「気をつけろよ」

?「はい」

鎌を落とした1年2人は、ペコッとして持ち場へ。すると、佐川がさっきの2人について、話し出した。

佐「あの2人は、島と大竹っていうんですよ。仲間意識を高める為にに入部したらしいんですけど、大竹は凄いバッターになるかもしれませんよ。」

しかし、比呂はあっさり、

比「全て湊から聞いたよ」

佐「マジですか?」

これには佐川も驚くしかなかく、湊の隠れた凄さに関心した。

湊「ま、流石湊だな。面倒見がいいから直ぐに親しんでもれえる。1年全員の事も、とっくに理解してるし、やっぱり頼りになるよ」

佐「凄いっすね」

この後、2人は呪文について、話をしていた。こうして千川野球部は、3年7人、2年9人、1年10人の合わせて26人の部員で活動を始めたのだった。



26人になった千川野球部は、富士夫の考えにより、紅白戦をする事になった。

富「国見と野田は別チームだ」

チーム分けと先発はというと、

紅組
木根(投)
野田(捕)
井上(一)…1年
柳(ニ)
服部(三)
片山(遊)
大内(左)…1年
森谷(中)
杉山(右)…2年

控え
山口…1年
他3人


白組
比呂(投)
有川(捕)
広永(一)
斉藤(ニ)…3年
野々山(三)…1年
佐川(遊)
藤原(左)
湊(中)
虻川(右)…1年

控え
島…1年
大竹…1年
他2人


である。審判は富士夫。古賀は…

比「い、いない…」

古賀は何処に行ったのか。

富「プレイボール」

紅白戦が始まった。

比「カウント2-1になった木根」

木「ちゃんと投げてから言って下さいよ。解説の国見さん」

油断していた木根は、比呂の投げた外角ストレートを見誤り、

富「ストラーイク」

これに対し木根は、
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