証
□愛情の裏返し
2ページ/4ページ
互いの位置が反転し、知盛が下へ。
大の大人の足を左右に割り、閉じられないよう身体を挟ませ。
熱い、熱い雄を口腔に銜えて奉仕し高めた所で離す。
焦られる愛撫に、知盛は翻弄されて。
ほぐされた後孔は本人には似つかわしくない位、柔らかく指へと吸い付いてくる程。
「…はっ……く、ッ…有‥わ…」
零れる吐息が艶めかしく。無意識に揺れる腰が、相手を誘っているかのように見える。
「やっべ…」
ごくりと喉を鳴らし、指を引き抜いて蕾へと膨張した自身先端をあてがい。
内部を一気に貫く。
「っ!…はっ…ぁ…く、っ…」
グチュグチュと卑猥な音色。
視覚だけでなく、聴覚さえも犯される。
「早、く…抜け…は、ぁっ…」
蛇のようにくねる、妖(なま)めかしい肢体。
快感に堕ちた身体は、相手を引き千切らんばかりに締め付て。
のけ反る喉元に吸い付き、舌を這わせながら滲む汗を拭う。
「もう、イけよ…」
肌のぶつかり合う間が短く、限界が近付いて。
己の下で啼く姿を、うっとりとした眼差しで見つめながら律動を速めていく。
銀髪が床の上で波打つ。
「っ…ン……は、っ‥ぁっ……くっ…」
「…ふっ…っ…」
互いの熱が弾ける。
荒い呼吸を正したのち、重い音が響くものの身を清めてから、二人は清盛がいる室へと向かった。
→next.
おまけ。