□愛情の裏返し
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おまけ。



「ようやくお越しですか。知盛兄上、将臣ど…」


「聞くな、重衡。」


「仕方ないですね…兄上に申し訳ありませんから。将臣殿、その腫れた頬へ薬を塗りましょうか?」


「あー…いいや。多分、勲章だからな。」


真っ赤に腫れた頬を、将臣は苦笑しながら己の掌で覆った。


「そうですか。兄上には、またきつく言っておきますよ。」


重衡は、素知らぬ顔をした兄を見上げふっと微笑んだ。






end.
→あとがき。
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