テニスの王子様・裏・ブック
□暗闇パニック
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「マズい! 太郎ちゃん来よるで!」
皆が枕投げを中断すると一気に顔面蒼白となる。
「で、電気消せ! みんな隠れろ!」
今廊下に逃げれば確実に榊監督に会っちゃう。
仕方なく隠れ…って、みんな本気で隠れてる! 一人用の布団に二人入ってるし…リョーマ君なんて小さい棚に入れられて…入るのがすごいなー…なんて他人事のように見ていると、誰かに腕を引っ張られて押し入れに詰め込まれた。
「きゃ…!」
余っていた布団もあるから背中は痛くなかったけど、やっぱり狭い。
(誰だろ…)
顔を見たいが暗いし見えない。しかも…すぐ上に吐息を感じる。
そんな事を考えていると、勢い良く襖が開いたのが聞こえた。
「お前達何時だと思っている! おい、寝た振りをするな! 起きろ!」
さ、さすが榊監督…まぁあれだけ騒げば誤魔化すなんて無理な話だ。
ぞろぞろと動く音が聞こえる。みんな正直だ…じゃあ私も…。
ぐっ。
「っ…!?」
出ようとした刹那、一緒にいた人にそれを阻止されて…いきなり、だ…抱き締められた。
わわ…やっぱりテニスやってるだけあって胸板厚……いや! わわ私は変態!? でも…でも…本当に誰なのかな…?
「お前達はテニスプレーヤーとしての、」
説教はまだまだ続いてる。榊監督…すごい怒ってるからきっと長くなるだろうな…。
「…………」
まぁ自業自得かも…と他人事よろしく、呑気に息をつくと一緒にいた人の手が動いた。
…そっちは隙間あるから動けるもんね。
(………ひゃっ!?)
手は名前の浴衣をめくると下着の付けていない胸に触れてきた。ふわふわと触れていたが、次第に胸の突起をくりくりと摘み始め…。
(やっ…や…嫌だっ。怖い…!)
抵抗したいけど、非力な私は押す事しか出来ない。だが女の自分じゃびくともしなかった。
(やぁ…んっ…)
初めて胸を触られたけど、なんだかすごく気持ちいい…かも。
「ぁ…、っ…」
「…………」
胸から手が離れるとそのまま下に動き、秘部に触れた瞬間目を見開く。
(や! そこは嫌だっ…誰か知らないけど最低だよっ)
涙が流れるがそんなの見えないから意味がない。ただただ悲愴に流れるだけだ。
「…………」
クリトリスをいじられるとあまりの気持ちよさに身震いした。感じやすいのかみるみるうちに濡れていく。
「ぁ…っ! …んむ」
指が入ってくればつい声が出そうになる。だがそれを阻止するよう唇を押し付けられた。
(ぁんっ…あ…ゃぁ…気持ち、いい…すご、いっ)
くちゅくちゅと音がもれる…バレないかヒヤヒヤしたけど、榊監督の怒鳴り声でその心配はないみたいだ。
「んっ…んぅ」
すごい…こんな気持ちいいの初めてで頭真っ白になる。
腕に掴まると強く握った。自分でも無意識に腰が揺れている。
「…………」
「…ふっ」
さらにもう一本増えると少し痛かったが、かなり濡れてるからあまり感じない。ちょっとピリピリする感じ…かな?
「んぅ…っ」
二本がバラバラに動くと、もう駄目。穴の周りがヒクヒクし出して…次には体をビクビク痙攣させて達してしまった…。
「…………」
「はっ…はぁっ」