短いお話

□the rings番外編A
1ページ/4ページ

体育館の裏手から甲高い怒鳴り声が聞こえた気がした。
今は練習試合中だから、終わったら少し見に行って見よう。
何だか嫌な予感がする…

「十分休憩ー!」
部長の合図でみんな一斉に休憩に入る。
俺はそっと体育館を抜けた。


数人の女の声。それと、あいつの声。
内容は聞き取れないけど、穏やかではない声色だ。
体育館の脇を擦り抜け、裏を覗こうとする…が、先客がいた。
「原、お前、何やってんだよ」
原が俺を見る。
「多分、お前が今からやろうとしている事だな」
…そーかよ。
「原、おま「ふざけんな!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ