おかわり
□餌付け
1ページ/8ページ
「ナミすゎんっv夏休みの間会えなくて寂しかったよ〜v」
夏休みが終わり、世間では残暑なんて言ってやがるけど
やっぱり暑い。
暑いからってレディ達を褒め称えないってのはフェミニスト気取ってる俺、サンジとしてはやっちゃ行けねぇ事だ。
俺の声にナミさんは爽やか可憐に振り返り、麗しい笑顔で冷たい事を言った。
「相変わらずね〜、サンジ君夏休み中海外に居たくせにv」
あぁ!
そんな小鳥のさえずるような声で、
まるで薔薇の棘のような言葉をっっ
俺はフラフラと地面に崩れた。
まぁ、事実なんだけど。
俺はずっと行きたかったフランスに、料理の修行に行っていた。
かなり金のかかる事だが、育ての親であるクソジジィが、 金出してくれた。
ジジィ曰く、俺に出した金じゃなく、俺の腕に出したんだとよ。
嬉しいようなムカつくような。
だな
日本に帰ってきてからは大して面白い事も無く、俺は日々に欠伸をかましていた。
「そうそう、今日転校生来るんだって、うちのクラスに」
倒れる俺の前に来て、ナミさんが言う。
俺はつい美味しいパンチラを狙って上を向いてしまった。
すかさずナミさんが愛の蹴りを食らわせてくれた。