おかわり
□餌付け
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転校生・・・
せめて可愛い子だったらいいなぁ…
日々が楽しくなるような可愛い子が…
「えー、今日はお前達に仲間を連れてきてやった」
相変わらず偉そうな態度でクロってあだ名の担任が話す。
俺は知ってたけど、クラスの奴らはザワついてやがる。
あれだな、愛のりで新しいメンバーが加わるのとかそんな感じなんだろう。
俺は祈りのポーズをかまし、可愛い可愛い女の子であれと願った。
ガラガラ
静かにドアが開く音がして、続いて足音。
俺はそっと目を開けた。
「九州から来た、ロロノア君だ、皆仲良くな」
「ロロノア・ゾロです」
おいおいそれだけかよ!!!!!
いや、そうじゃねぇだろ俺!!!!
やべぇやべぇやべぇやべぇ!
男だ
男だな
うん、そうだよ男だな。
…………
………
……
…
かっかわいい!!!!
いや、かわいいのか?
いや、綺麗だろ
いやいやそうじゃねぇだろ。
……………………
ガンッ
俺はデカい音を立てて
肘を強く机にぶつけて頭を抱えた。