■アドルフェス■
ギデオンと同年。黒髪に紺の鷹のようなきつい瞳。
頑強に体格で長身の男前。非情に直情的で男らしい性格だが
大貴族なだけに、剣の腕さえあれば後はどうでもいいという奴。
ギデオンにはそれは丁重に接するものの、身分の低い相手には
ふんぞり返る、嫌な奴。
尊大な態度なだけに、ファントレイユみたいにやさ男の癖に
いざとなると肝の座ってる奴が大嫌い。
王子の護衛、左将軍と、ファントレイユに取られて、
目の敵にしている。だが教練時代からの付き合いで
ファントレイユをまともに敵に回すとどうなるかを良く
知っていて、迂闊に態度に出せないので余計に腹を立てている。
本編では、ギデオンがファントレイユに傾いたのを知り
キレて酔ったギデオンをスターグとラウリッツを引き連れて
襲う卑怯者。
・・・なんだけど、ギデオン一途な信奉者。
大貴族の彼から見てもギデオンは王族で
しかもとびきりの美少女顔で、態度もでかくて
それは好みでぞっこんなんですね〜。
その辺を、ファントレイユも結構カワイイと、思ってるらしいが・・・。
作者から見ても、結構カワイイんだけどね。ははは。
■レンフィール■
白っぽい金髪。というか、銀髪。ブラチナ。グレーの瞳。
細身。だがギデオンよりは少し背が高いくらい。
自他共に認める天才肌の剣士。
女性的な細面で、あだ名は狐。黙っていると綺麗な男。
やはり大貴族。の為、我が儘だし態度はでかいし、
他人の配慮を全くしないので、結構嫌われている。
自分に注目が集まるのが大好きな目立ちたがり屋。
けれど、ギデオンの言う事は聞く。
彼と一緒だと我が儘も控えるし、騎士然としている。
・・・その辺が、ギデオンも可愛いと思っているふしが
ある。ファントレイユは、自分より目立つが、
でしゃばって来ないので、容認している。
■シャッセル■
金髪碧眼。大貴族ながら、あまり無駄口を叩かない。
堅実で、高潔な男で、体格もアドルフェスと張り、姿も美しい
それは立派な騎士で、ギデオンの信頼を集めていて、
アドルフェスにライバル視されている男。
だがとても控え目。
彼は本当に、格好いいし性格もいいので
作者にも受けがいい。
女性が思わず見惚れる騎士である。
うふ。
だが本人に言わせると、アドルフェス、レンフィールが大貴族
然と我が儘で自己中なので、つい反面教師のように
目に映り、シャッセルを我が儘にしないらしい。
アクの強い二人のお陰で、性格が丸くなったようだ。
レンフィールもアドルフェスも、ギデオンに関わる事なら頑張るが、
それ以外はしたがらない、ギデオンの前だけいい子ちゃんの
陰日向のある奴らだが、シャッセルはちゃんと真面目。
部下達も、アドルフェス、レンフィールは二人の居ない場所では
悪口を言うものだが、シャッセルには、言わず、一目置いている。