『風の民』

西領地[シャノスゲイン]と、聖地の近くの国境際の崖。

アースルーリンドは、ぐるりと崖で覆われていると言いました。

この西の地の国境の崖は、かなり幅広なんです。

崖の向こうに窪地があり、その窪地に、『風の民』は住んでいます。

一応、国境の外。しかし・・・・・・。

秘境アースルーリンドに来るには、この窪地添いは

他の場所から比べると、入りやすい場所です。

なんでこの場所は良く、盗賊、山賊達の襲撃が

ひっきりなしにあるんです。

が、ここに住む、『風の民』にとっては、いい迷惑。

アースルーリンドに攻め入る敵はまず

『風の民』と戦う事に、なるからです・・・・・・。

かくして、『風の民』は、好むと好まざるに関わらず

アースルーリンドの国境守りの役目を

果たしているんです。

この、崖の、岩だらけの広い窪地。

わずかな緑と、野生動物を狩猟して暮らす彼ら。

たいして大人数で無い彼らは、岩に身を隠し

風に隠れて、侵入者を追い払います。

彼らは独自の剣術を身に着け、大抵一人で何人もの敵を

倒す必要が生じます。

その剣術は独特で、しかも強い。

そして彼らはアースルーリンドの王と古い親交があり

王は彼らに臣下に下るよう説いたが、彼らは

組みする事を嫌ったのでした。

かくして、彼らの存在を認め、貿易相手として認め

彼らを侵略したり。彼らの権利を奪わない等の

諸々の誓いと共に、友好を保ち、

王は国境を守る彼らに贈り物を、します。

その贈り物を届けるのは王子の役目で

王子は贈り物を届けた後、この地に留まり

最強と呼ばれる『風の民』の戦士に、

剣術の、指南を受けるという

古くからのしきたりが、あるんです。

まあ、指南を受けても、てんで駄目な王子も

中には居ますし、ソルジェニーみたいに

ギデオンとファントレイユに憧れて

強くなりたいと頑張る王子も、居るという訳です・・・・・・・・・。

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