『私欲の民』 

まあ、読んで字のごとくですね。

アースルーリンドの外の国境近くに集まってくる

盗賊達。それに近隣国の野心ある王が、兵を差し向けたり、します。

こういった、略奪者を、『私欲の民』と呼びます。

目的は、アースルーリンドに豊富に取れる、

金、銀、宝石類。

それに、『光の民』初め、この国では見た目のいい人が

それは多いので

綺麗な子供。まあ、人身売買ですね・・・。

人身売買は勿論、盗賊。

アースルーリンドの外の国には、秘密結社があって、

そこが高く買い取り各国の、ただれた貴族達に高く

売りつけると言うルートがある為、狙われます。

盗賊にとってはこの国は、お宝の山なんですね・・・・・・。

まあ、昔から盗賊はそれぞれの国を追われ

アースルーリンドの国境近くの秘境に、たむろって居ます。

各国の、役人達はこの秘境迄は手が出せません。

そしてすぐ側のアースルーリンドは、お宝の山。

盗賊が、集まらない筈が、ありません。

・・・なので、各地の地方護衛連隊、近衛達は常に押し掛ける略奪者を

追い払わなくてはいけません。

戦いがそれは多く、腕を磨く事は、必須です。

勿論、腕の立つ者は人望もあります。

ともかく、敵を撃退出来る者が、大切にされます。

でも『私欲の民』のお陰で、国民達、領民達は

それは団結心が強いのです。

番外編、ファントレイユとの出会い編では、

この国には珍しく、腕の無い男、右将軍ドッセルスキが

権力を握っています。

勿論、彼は財力や権力で、人々を屈服させますが

『私欲の民』が襲ってきた時、頼りになる者は腕の

立つ、信頼出来る男です。

まあこの場合は、ギュンターですね。

だから、皆は結局、肝の座ってそれは腕の立つ者を

選ぶのです。

命を守ってくれる近衛じゃなけりゃ、意味が無いのです。

番外編では、わりと簡単にドッセルスキが廃されますが、

やはりここはアイリスの根回しと、本当に、近衛に必要な

人材は誰かを説いた、その答弁の巧みさと説得力

があったんでしょうね・・・・・・。

まだ書いていませんが、ドッセルスキが失脚する迄

彼は無能ぶりを、披露し続けたし。

そして、腕の立つ者が出世して大貴族に

なりますが

腕を磨き続けず、身分に甘えると、下落するのです。

(王族は別。その血統が重んじられているので。

ゆえに王家の血を継いでいる者は、どうかとすると、とんでも無い

馬鹿も、居ますが・・・・・・・・・。人気はありません)

なので軍人系の家系は、代々、子息をそれは厳しく

鍛え上げたりします。

アドルフェス、シャッセル、レンフィール等は

その代表例。家名を賭けて、若年から仕込み

鍛え上げてきているので、やはり群を抜いていますね。

ギデオンも同様。3つの頃から、剣と戯れ

叩き込まれ、本人もそれに誇りを感じている

と言う事です・・・。

まあかくして、アースルーリンドには美形の猛獣が

たくさん居る訳です・・・・・・・・・。

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