オマケ

涅マユリ個人所有の実験室。
ボコボコと何かの沸騰する音や、生き物の呻き声や鼻を付く異臭が辺りに充満する。十二番隊の隊士でさえ、行きたくない場所筆頭に上げる、阿鼻叫喚の部屋だ。

「十番隊夫婦のガキの名前ダッテ?」
ネムはコクリと頷く。
「面倒臭い事を言うメス豚ダネ」
私は忙しいのダヨ。ネムを押し飛ばして実験を続けようとするが、ふと動きを止めて
「乗り遅れるのも癪ダネ。お前が適当に決めるんダヨ」
命令すると、興味を失ったように実験に没頭する。
一人取り残されたネムは、辺りをグルリと見回し
ヒタリ
と、ある一点に視線を向けた。

巨大な硝子の容器に胎児のホルマリン漬が騒然と並ぶ。
最後の一つが空いていて、
『第25号実験体』
と、名札が掛かっていた。
ネムはコクリと頷くと、色紙に達筆な字でそれを模写した。


それは、乱菊の目に入らぬように、日番谷に処分されたが。

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