小説

□贈 物
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〜こなたの誕生日の次の日〜

こなた「はぁ〜ショック。」



かがみ「昨日あれだけ探したんだからあきらめな。」


昨日あの後かがみたちはこなたの買い物につきあった。こなたの求める商品は限定品でなかなか手にはいらないフィギアだった。
どの店も売り切れで買えなかった。

〜朝〜

教室にいったらまだ誰もいなかった。少したったら柚樹がきた。

こなた「おはよ。」

柚樹「おはよ。」

普通の朝。こなたの前に柚樹が座っている。
したら京介がB組のクラスに遊びにきた。
あいさつをすませなにやら柚樹とはなしている。

すぐに京介が教室から出ていった。

みゆきとつかさを強引につれて。


柚樹「こなた。」


こなた「な、なに?」


柚樹が立ち上がり椅子に座ってるこなたの机の上にすわった。

柚樹「……これやる。」

柚樹がこなたの前に置いたもの。
それは昨日こなたが散々探して結局みつからなかった限定物のフィギアだった。


こなた「ゆずが?…私に?…なんで?」


柚樹「昨日誕生日だったろ。
つうかこんなの貰ってホントにうれしいのか?」


うれしい
ありがとう

そんな感情で心が満たされた。


でもなんで?

自分が欲くて諦めてた物が手にはいるからうれしい?

そんなことで心は満たされてない。

大好きな人から貰えるプレゼント。
それはどんなものだってうれしい。


どれだけ探したんだろう。
その気持ちが伝わってくるから胸が風邪をひいたみたいに熱くなる。




こんなことをリアルでされたことないこなたは下をむいてその表情を見られないように呟いた。

こなた「…あ…りがと。」

鏡でみたら恥ずかしさのあまりきっと変な顔をしてるとおもったからだ


柚樹「照れるな」


柚樹も素直な返事に少してれぎみ。目線をそらしほっぺをかいていた。

一日遅れの誕生日プレゼントはこなたにとって一生忘れられない贈り物になった。


〜その頃京介達〜

京介「よっしゃぁ!」

みゆきとつかさと京介はこのシーンをドアの隙間からみていた。

そんな時かがみがきた。

かがみ「あんたつかさとみゆきとほぼ初対面でしょ。よくそんなことできるな。」


京介は二人の首に腕をやっていた。二人からしたらはっきりいって迷惑。


京介「わるい!二人とも!んじゃ!」


心なしかがみの顔が赤かった。


柚樹がこなたのほしい物をダイレクトであてられたのは京介がかから聞いといたから。
柚樹がどうせ渡すんなら本人が一番喜ぶものを。という配慮からのことだった。

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