小説

□男 盛
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夏休みに突入。


そしてサッカー部は合宿を開始するのだった。


しかし持ち物にあきらかに不必要なものが。



「水着」



もちろん合宿先は海岸の近く。選手たちはルンルン気分だった。



この時の選手達のモチベーションは


「高揚」




練習会場についた。
そこは綺麗な芝生で練習にも気合いが入る。


この時のモチベーションは


「高い志」



サッカー部ではインターハイでの敗北を忘れないためにもある言葉が掲げられた。



「勝ったもん勝ち」


どんなにずるがしこい手をつかってでも勝つ。
勝った者こそが勝者であって、形にこだわって負ければ意味がない。

そんな意味が込められた言葉だった。

練習のあとにきつい走りもしたがこんなことは予想ずみ。待ってましたと言わんばかりのモチベーションで難無くのりきった。


夕食

PM6:00


ダイゴ「おっ!うまそうじゃん!じゃあ1年はご飯もって!」


予想以上においしそうに彩られた食卓にダイゴはうれしそう
一年がご飯をついでるときに財前がきた。


財前「従業員の方いますかぁ?茶碗代えてください!」


普通サイズに代わって入った交代選手
「丼ぶり茶碗」は並の選手じゃなかった。


財前「だめだって。そんな並もりじゃ。貸せ。こうやんだ。」



米がたっぷりよそわれた丼ぶりを2つ合わせて1つにした。

通称「男盛」


そして男盛が部員全員の前に置かれて財前の話。


財前「それ3杯食べること!おかわりの時は俺にみせること!ズルしたやつの処分は俺が考える。生半可なものだとおもうなよ。
神谷。あいさつ。」





ダイゴ「きょうつけ!いただきます!」


一同「いただきます!」

もちろん財前とこなたは普通の茶碗に普通にごはんをいれた。

体の成長が激しい高校のうちにたくさん栄養をとって筋力アップをはかるようだ。


この時の選手のモチベーションは



「つーか…無理じゃね?」




夕食終了時刻

PM 9:30




吐かなかった勇者
ダイゴ メグ 太陽 京介


ほか全員はかならず一回はトイレに駆け込み吐いた。


吐いた理由
食べ過ぎ。


食べきれない者が続出する恐れがでたのであまりに遅いやつは2杯となった。
なんとか吐かなかった者の力を借りて全員がたべきった。

柚樹が弱ってるのを心配してこなたがかけよる。


こなた「ゆず大丈夫?」


柚樹「ハハッ。情けないな俺。」


弱りながらもなんとか返事を返した


風呂の時間


体を折り曲げながら歩く部員。
垂直になったら出てくるから。


この時の部員の体型


「妊娠5ヶ月」


ダイゴ「これやばいわ。」

吐かなくても辛いものは辛い。


京介「あっ。体重計だ。」


体重計を発見
あれだけ食べたのだから興味本意で計ってみたら

みんな3Kg以上増


今の状態で腹にパンチでもくらったら無惨にも米という名の胎児が口から産まれてしまう。
だから風呂だといってはしゃぐ奴は誰一人としていなかった。



自由時間のあとはすぐに就寝
疲れを明日に残さないために早めに寝た。

こなたは一人部屋

悠長にもゲームをやって寝た。
このとき今日一日を振り返り
「男じゃなくてよかった」と思うのだった。
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